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§ 龍王の巫女姫 §
第19章 神への捧げ物

「よくご無事で…!」

「…ああ、奴の手から逃れたのは私ひとりだけだ。長として甚だ不甲斐ない…。悔しくてたまらん」

「……っ」

奴とは、花仙のことだ。

あの夜、花仙が村の人間を全て殺した。奇跡的に逃走に成功したのは彼だけであった。


「その後、李王の手下どもが村にしばらく居座ってな…お前を探すこともできなかった」

衛兵が退却したのは数日後だ。

その頃になって水鈴の姿を探しても、御堂の中はもぬけの殻であった。



「……」

その話を聞きながら、自分の知らない所で村長に心配をかけていた事実を申し訳なく感じる水鈴。


彼は今、どこで生活しているのだろう。

「村長は村に住んでいるのですか?ひとりで?」

零れた涙をぬぐって彼に近づいた。



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