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§ 龍王の巫女姫 §
第19章 神への捧げ物

村の人間は水鈴を愛した。

良い捧げ物に成長するよう、いっぱいの愛情をそそいだ。

よけいな虫が付かないように、彼女と同じ年頃の息子や娘等を村から追い出した。

そして水鈴を健やかに…清らかに育てた。

美しく成長してゆく彼女の姿に
村人は皆 喜んでいた。



「…あと一歩のところで…!」


惜しいものだ。

人間の男に心奪われるなど、最も危惧していたことだというのに。


「これ以上は許さん…これ以上は…」

炎を見ながら男がぶつぶつと呟く。


「……さらばだ水鈴」


中から彼女の叫び声が聞こえた気がしたが…


男はただ、満足そうに笑っただけだった







───




その邪悪な笑みを



一瞬の雷光が───照らし出す






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