この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第3章 永久( トワ )の別れ唄


「不思議…ですね…っ」


彼女は治療を再開する。



「…花仙の目は不思議だわ」


「──不思議、ですか」


再び上を見上げた花仙が呟く。



「…そう仰るのは貴女だけです。他の者は皆、私の目を気味が悪いと言うでしょう」


「気味が悪いだなんて…、誰がそのような世迷い言を」


「…皆、ですよ」


会うもの皆が口を揃える。


視界を布で覆っておきながら彼は不自由なく物を拾うし、障害物をよけ、人の動作をよみとる。

…まるでもうひとつ、別の場所に目が生えているんじゃないのか?

そう怯える人々は、彼を化け物と呼んだ。



/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ