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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 伝承の地


「しかし、さすがに古い地図だな…
今のルバールとまったく違うんじゃないか?」


ロイドはルイスの広げた地図を眺めながら言う。

「ああ、一応この場所がルバール城になる。」

ルイスは文字の書かれた場所を指差した


「‥‥‥‥ぁ‥‥

古の文字だ…」


「読めるのかティム!?」


ティムの呟きにルイスは声を上げる。

「読めるわけがねぇぞっ!」

そして、ティムの答えにガクッと肩を落とした


「この文字はすごく難しいんだ!
村でも二人しか読めなかった!!」

「二人!?」

‥二人か‥
っ‥‥じゃあ、どのみち読める者はもうこの世にいないってことか‥‥‥クソッ
振りだしに戻ってばかりだな‥

『村の生き残りは私達だけ‥』

アルの母親の形見を見ながら涙ながらに語ったユリアの言葉をルイスは思い出す

悔し気に唇を噛むルイスにティムは威張って答えた

「うん、‥だから、オイラにはわかんねぇぞっ!

この文字は長とマークにしか読めないんだ!」


「そうか‥

長とマークにしか‥」


「そうだ! 長とマークにしか読めない!!」



「‥‥‥っ‥‥」


ルイスはティムの肩にそっと手を置いた。


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