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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 伝承の地


「ティム‥‥

お前‥案外、じらし上手だな」


「あぁ、ルイスを手の平で転がすなんて中々の策士だ」

ロイドは顔を引きつらせるルイスを眺めながら言う


「‥!?
なんのことか意味わかんねぇぞ?」


「先にこの文字はマークが読めるって言えっつーのお前は」


「だって、ルイ兄ちゃんが“読めるのかティム!?”って聞いたじゃんか」

「そりゃ、そー聞いたが…っ…」

ティムの反論にルイスも言葉を濁らせた

「ルイス、ティムは1を言えば1を的確にこなすがマークみたいに先を読んで2までは出来ない
素直なんだよ‥
だから、乗馬の飲み込みも早いけどな。」

「そうだ!
オイラはマークみたいに先は考えない主義なんだ!!
だからマークと足して丁度いいんだぞ」

「威張るなそこで」


胸を張って言い切るティムにルイスは言った


そう、二人とも素直ではあるがマークはあれこれ先を考え過ぎて取り越し苦労することが多い

その点、ティムは本能のままに行動することが多く失敗するがそれを気にもとめない

アクセル役とブレーキ役‥

二人足して丁度よかった‥

その中立がユリア‥
ジョンは‥著者もよくわからない


「しかし、この文字をマークが読めるとはな…っ…そうとわかったら善は急げだ…行くぞ!」

マークが古の文字の解読者だと知ったルイス達は直ぐに食堂を後にしていた…


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