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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 伝承の地
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────
「さぁて‥じゃあまず、何から聞こうかの‥‥‥
──!…おぉ、そうじゃ!!
お主達の村は何人ぐらい村人が居たのかね?」
老師は少しずつ村のことについて聞きはじめた。
「僕たちの村はね、三百人くらいいたらしいよ」
「‥?
“いたらしい”とはどういうことかね?」
老師の疑問にマークは答える
「うん、あのね‥
昔は、そのくらい居たんだって‥‥でも、僕が産まれた頃には百人くらいになってて…」
マークは村に起こった様々な出来事を話し始めた。
十数年前から始まった村を蝕む奇怪な病‥
そのために行う事も出来なくなった村の伝統儀式‥
そして、生命の源‥水を断たれ村を出ることを余儀なくされた事‥‥‥
マークは自分達の身にふりかかったこと全てを老師に語った。
思い出すのはとても辛いこと‥でも、自分達にはそれを乗り越え今を生きてるという大きな喜びがある。
村での辛い出来事があったからこそ、生きている幸せ‥
食べる物もまともに食べられなかったからこそ、どんな食物でも口に入れ美味しいと思う幸せ‥
毎朝目覚めて、おはようと言葉を交わせる幸せを‥
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「さぁて‥じゃあまず、何から聞こうかの‥‥‥
──!…おぉ、そうじゃ!!
お主達の村は何人ぐらい村人が居たのかね?」
老師は少しずつ村のことについて聞きはじめた。
「僕たちの村はね、三百人くらいいたらしいよ」
「‥?
“いたらしい”とはどういうことかね?」
老師の疑問にマークは答える
「うん、あのね‥
昔は、そのくらい居たんだって‥‥でも、僕が産まれた頃には百人くらいになってて…」
マークは村に起こった様々な出来事を話し始めた。
十数年前から始まった村を蝕む奇怪な病‥
そのために行う事も出来なくなった村の伝統儀式‥
そして、生命の源‥水を断たれ村を出ることを余儀なくされた事‥‥‥
マークは自分達の身にふりかかったこと全てを老師に語った。
思い出すのはとても辛いこと‥でも、自分達にはそれを乗り越え今を生きてるという大きな喜びがある。
村での辛い出来事があったからこそ、生きている幸せ‥
食べる物もまともに食べられなかったからこそ、どんな食物でも口に入れ美味しいと思う幸せ‥
毎朝目覚めて、おはようと言葉を交わせる幸せを‥