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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第9章 石板のありか


柔らかなブロンドの髪が風になびき綺麗な顔を覆い視界を塞ぐ。ルイスはうっとうしそうにそれを掻きあげた…

そしてはっとする


目にかかる自分の髪に伏し目がちに視線を流したルイスの瞳に映ったものは‥



‥そうか‥‥!

なるほどね‥

ダメ元で試してみる価値はあるよな‥


ルイスは不敵な笑みを浮かべ呟く‥


「満月は‥‥そろそろか‥」



もう一度、月を見上げるとフルムーン(満月)の日を予測しそして自室に戻りバルコニーの扉を閉めた。












「んーっと‥」

明かりの落ちたスタンレー家で、一つの部屋だけ明かりがともり、厚いふるびた本をパラパラとめくる音がする‥


もちろん勉強家のマーク博士だった‥


マークは本の翻訳作業を行っていた。


「ん?うわぁっ♪」

本の内容にマークは瞳を輝かせる。

*神の化身にまたがり従者は天を駆け巡る!!
従者が光輝く剣を天に掲げると神は力をその剣に注ぎこんだ――*


「すごいなっ♪‥光の剣か」


翻訳の作業と言うか、たんに物語を楽しんで興奮してるだけだった


「神の化身ってどんな格好なんだろう…っ」


今夜のマークは眠れそうになかった

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