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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第9章 石板のありか


‥カタン!

「?!ん‥おうアル!!
お前ぇこんな時間にどこ行きやがるんだ?」


「――え‥
あ、あのちょっと‥」



水晶石の石板を発見して数日後―――

今日は満月の夜だった‥


世間が眠りにつき始める時間帯に不審な動きをする義理の娘を心配し、ザドルは声をかけた。


「ちょっとってこんな時間にどこに用があるんだ?」

ザドルは追求する。

「実は、草原の夜間警備の係なんだ‥」


「なんだそうか?
それならそうと先に言え仕事なら行くなとは言わねぇ‥じゃあ気をつけて行けよ!!俺ぁもう寝るから」


「うん心配かけてごめん。」


自分の部屋に向かうザドルを見送り、アルは宝剣を手にして家を出た。



草原に着くと立ち入り禁止地区のロープが張られ、転々と見張りの隊達が目につく。


アルは一人の隊員に声を掛けた。


「すいません。‥一応、
“例の件”に携わる者なので通してもらえますか?」

「‥‥//」

隊員はアルを見て頬を染めた

そしてロープを越え草原に入ったアルに隊員は声をかける‥

「あの‥//
暗いから気をつけて下さい!!‥あと、双子のお姉さんによろしくと!!」


「‥//」


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