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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第9章 石板のありか


「全ての謎が解けなきゃ結局“みちはひらけない”ってことだ!!」


「ひらくよ‥」


「――?は」


残念そうに頭を掻きむしるルイスにアルは自分の影に目を向けたまま答えた。

そして間の抜けた返事をするルイスをアルは微笑を浮かべ見つめ返す



「たぶん。だけどね…」


「――!…」


後ろから微かに射す月光が、自信に満ちたアルの笑みを美しく際立たせルイスは密かに息を飲む





‥何度目だろうか…

この少女の微笑みに目を奪われたのは…




恋愛に置いては*無手勝流

(戦わずして勝つ)そう自分でも豪語してきたと言うのに――――


ルイスは微かな胸の疼きを悟られないようにとアルから目を反らした。


アルは自分の影を見つめたまま背中の宝剣に手をかける。
そして鞘から錆び付いた剣をゆっくり引き抜くと天に掲げた














辺りはシ――――ン…と静まり返り虫の声が鳴り響く







‥‥‥あ‥‥‥‥れ?
や、やっぱり違った!??




どーしようっ…格好つけたものの引っ込みがつかない…っ…



何も変化の起きない現状にアルはポーズを決めたまま焦り出す

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