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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第10章 すべての鍵


ちびっこ達の事を語りながら振り向いたルイスはアルのへっぴり腰を見てフッ‥と笑いを溢した


「しょ、しょうがないでしょッ‥//
だって変な音がするんだもん!!」


アルは訴える。

洞窟や地下道などは風が通っただけで女の悲鳴や泣き声のように聞こえてしまう。

暗闇での野宿経験者ではあるが野鳥や動物の鳴き声のほうがよっぽどいいとアルは思った


「‥‥ふっ

わかったよ‥」




ルイスはそう言って優しく微笑み、片方の白い手袋を外した。そしてアルに手を差し出す。


「‥ほらっ―――

どうぞ姫君‥」


「‥!‥//」





「どうした?
大サービスだぞ?

嫌なら別に構わないがな‥」


「‥ぁっ‥//」


手を握ることを躊躇しているとルイスはそう言って出した手を引っ込める…

アルはそんなルイスの手を慌てて掴んでいた‥


二人は地下に辿りつくと辺りを見渡す‥


そして壁に描かれた古の文字を発見した


「‥‥これは、やっぱりマーク博士に御同行願うしかなさそうだな‥‥
よし、危険がないか他も見て回ろう‥」


ルイスはそう呟きアルの手を引きながら壁づたいに様子を見て回る

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