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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第10章 すべての鍵


「‥?‥あそこにも何か書いてあるな…」


奥に進み、突き当たりの壁をルイスはランプで照らし目を凝らす。

「何か獣の絵みたいだな‥お前達の村にもあったのか?こんな絵が?」


ルイスの問いかけにアルは首を傾げながら壁の絵を眺めた‥


いかにも想像の世界の獣‥そんな感じの絵が三体描かれてある。その下にも古の文字で何か書かれていた。

「‥他に見れそうなとこはないな…よし、明日また博士を連れて出直そう!!一旦戻るぞ。」

「あ、うん‥」


ルイスはアルの手を取り降りてきた階段を上り始める。


「!っ―――‥」

「‥?ん、どうした?」


握っていたアルの手に一瞬グッと力が入ったように感じルイスはアルを振り返った‥


「なんだ‥まだ、足が痛むのか?」


「ちょっと‥上がり下りは踏みしめる時に体重が掛かっちゃうから‥はは」


「?…じゃあさっきも痛かっただろ?」

笑いながら言うアルを見つめルイスは聞き返す。

「あ、さっきはゆっくりだったからそんなには‥」



そう、降りてくる時は様子を伺いながらゆっくり下りて来た為にさほどの痛みは感じなかった。


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