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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎


‥たく…っ…
ユリアのやつ‥//
アルが起きたらまた怒られるだろ‥?



そう心で愚痴を溢しながら掛け布団をすっぽり被り身体はぴったりとアルに密着していた


ロイドはふっと後ろを振り返る‥

その瞬間三人の小さな身体がゴロンと寝返りをうち背を向けた。


「・・・‥‥//」



見てみぬ振りを合図するかのように嘘っぽいイビキと寝言が聞こえてくる


―ンが‥


―ぐぅー‥ムニャムニャ‥




―ぅーん‥‥ユー‥

‥ヤッちゃいなよ‥‥



「…!!…ゴホっ‥//」


ボソリと聞こえたユリアの寝言にロイドは咳込んでいた







‥この状況で何をしろっつーんだよ!‥//


わざわざ気を利かしてくれたのは嬉しいが返ってこの状況では蛇の生殺しもいいところ‥


そう思いながらもロイドは自分の方を向いて可愛い寝息を洩らすアルの寝顔をじっと見つめ‥そして腰に手を回していた


時折、瞼がピクッと痙攣し指先が何かを掴むように動く‥その仕草にフッ‥と笑いが漏れてしまう…。


吐息の漏れるふっくらとした唇を親指でなぞりロイドは布団を頭ままで被り視界を暗くした‥


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