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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎
「ロイド…っ…待ってッッ
お願っ‥//」
「ぐ…っ‥‥」
アルは自分の胸元に喰らい付くロイドの顔を力いっぱい押し上げる!!
そして、いきなり無理な角度に成らざるおえなかったロイドの口から息の詰まった声が漏れた
「アル
ちょっとは手加減してくれ‥//」
あり得ない抵抗をされ少し興奮の収まったロイドは無理な体勢で痛めた首筋を擦りながら少し‥いや、かなり悲し気にアルを見つめそして抱きしめた‥
「はぁ‥――――
アル‥//
俺‥
このまんまじゃ‥
いつか狂う‥//‥」
切ないため息をつきながらアルの胸に顔を埋め感情を露にする‥
‥好きでこんなに側にいるのに抱くことができない‥‥‥
「‥//‥ごめん‥なさい‥
嫌いってわけじゃないの‥」
そう、嫌いってわけじゃない――
むしろ‥
好きだという気持ちの方が強いと思う‥
でも‥
その好きがどういった意味の〃好き〃なのかが自分でもわからない。
だから‥‥曖昧な気持ちのまま、抱かれることはあたしには出来ない…
ロイドは困惑したままのアルを見つめると、強いため息を吐きながらアルを解放した