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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎


「ふ…大丈夫…抱かせろとか言わないから‥」


一瞬、警戒するアルにロイドは苦笑いしながら誓う。


そしてロイドは包みこんだアルの手をぐっと引き寄せると自分の腰に回した!


必然的に前につんのめるようにアルはロイドの厚い胸に抱きしめられる―――



ロイドは自分の胸に飛び込むようにしてきたアルを優しく抱きしめ耳元で囁きかけた…




「アル……

デートしよう‥」


「──!?‥デート‥」


「そう‥
まず俺の一番の夢!

アルとのデート!!‥


‥‥変か?‥//」


ロイドは抱きすくめたアルを解放すると優しく笑いかけながらアルの髪を指先でとかし、耳にかける仕草を繰り返す‥
何度も何度も‥照れを隠すかのように自分の夢を語りながらロイドは慈しむようにアルの髪に触れていた…

「今度、

ちゃんと女の子の恰好したアルと‥

街に行ったり‥観劇もいいな…あと、買い物したりとか‥‥‥

普通の‥恋人同士がするようなデートがしたい‥//」

そう言ってロイドははにかみながら微笑む‥

「な‥‥

アルにしか叶えられないだろ?‥俺の夢‥‥」


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