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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第11章 神秘と謎


「わかった‥
俺から国王に話してみるよ!‥たぶん、いいって言ってくれると思うから。
その代わり、乳離れするまでは俺が世話するよ‥
それでいいなら‥」


ロイドは涙ぐむアルを覗き込む‥そしてくしゃくしゃと頭を撫でた…


「ありがとう‥//」


アルは優しく微笑むロイドに礼を言い、自分も子馬の傍へ近寄った





「──え!?ほんとっ?
じゃあ、こいつオイラ達の家族だな!!」


アルから子馬の話しを聞いて子供達の顔が輝く!!



‥クスッ‥家族か‥

そうだな‥そういう考え方も一理あるかもな‥



ロイドはアルと子供達を見つめながら子馬に視線を落とした‥‥‥


‥病気持ちならいつまで生きるかわからない――

子馬のコブの部分に触れながらロイドは思う‥


触れてもなんの反応も返さない‥痛みはないってことか?
病気じゃなきゃいいんだが‥‥

長生きしてくれよ!コイツらの為にも!!!


ロイドはそう祈るように子馬を優しく撫でていた…







だが翌朝──




「兄ちゃんッ!!!起きて!」


夕べ、母馬の乳をたらふく飲み、眠りについた子馬に安心してみんなも体を休めたのだが‥


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