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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 揺れる想い


「ル‥っ‥ルイス!!

話し聞けって!!」

「俺は忙しいって言ってんだろ!!
〃例の件〃だって思うように進まないってのにっ」


‥たくッ…っ…
ティムと行動するようになって似てきたな、コイツも?


そうピリピリしながら激しく叩かれる扉を無視してルイスは椅子に腰掛けたが‥


「だからっ!これが〃例の件〃に関わってんだよ!!」


――!?


ルイスは扉越しにそう叫ぶロイドの言葉に耳を立てた

閉められた扉がカチャっと開き、ルイスは息をきらすロイドを再び部屋に招き入れる


「どう言うことだ?」


椅子に腰掛け向かい合うとルイスは静かに尋ねる


「あぁ‥

産まれてきた子馬の額にアイツらの村の紋章が‥」


「紋章!?」

「ああ‥」

ロイドは眉根を寄せるルイスに頷いた。

「産まれた時はちょっと未熟な感じだったんだ。
立ち上がるのも一苦労で城では使いものにならないって話をしたら‥

アルが自分が育てるからって。
んで、今朝みたら‥

母馬と並ぶ体格になってやがった」


「一晩でか?」


「あぁ

まぁ‥口で言うより見た方が早いだろ?」


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