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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 揺れる想い


自分の頬に触れながら、一瞬アルを見つめたルイスの瞳に光が揺れる


―――‥!



ロイドはそのルイスの表情を見逃さなかった‥


少し戸惑いを浮かべた表情をほぐし、ルイスは笑みを溢す。


「その〃まじない〃当たるのか?‥
だったら俺の願い事は〃謎解明〃だな!!」


「〃謎解明〃?
じゃあ、それを目を閉じて胸の中で三回唱えて!」


ルイスはアルに言われ素直に目を閉じた‥


「いい?まつ毛落とすよ」

「あぁ、唱えたよ」


アルはルイスの返事を聞くと自分の指先についたルイスのまつ毛を地面に落とす


「早く解明出来るといいね‥」

アルはそう言ってルイスに微笑む。
そしてルイスも頷きながら笑い返した。



ロイドはそんな二人の短いやりとりを終始無言で見つめている‥



「ねぇロイド!」

アルのいきなりの問いかけにロイドは驚きを見せる


「なに‥?」


「さっきね、この子の名前考えたの!」

「名前?」

「うん!‥ね〃ティール〃」

子馬をティールと呼びながら撫でるアルにロイドは尋ねた。


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