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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 揺れる想い


「じゃあ‥俺はこのことも含めてクラディウスに報告に行くから」


そう言って身を翻したルイスにロイドが声をかけた


「待てルイス。
俺も行く‥最近、馬のことで〃例の件〃から離れてたからな」


ロイドはそう言うとアル達に馬のことを頼み二人でクラディウスの元へ向かった。














「――何を願った‥」


「――?‥」


城の廊下を歩きながらコツコツと小気味のいい足音を響かせ、ロイドは突然語りかける。

ルイスはそう語りかけてきたロイドの顔を見つめ返し呆れながら口を開いた。


「お前、主語が抜けてるぞ?」


ルイスに言われロイドは意味ありげな表情を浮かべもう一度問いただす


「さっきの〃まじない〃のことだ……」


……っ!?…



ルイスはロイドの言葉に一瞬、表情を強張らせていた。だがすぐに平静を装い口を開いた。


「…あぁ、あれね。何を願った‥って‥謎解明っつったろ?
ほんと頭の痛い話しだよ。謎が謎を呼ぶって‥まさしくこのことをいうんだろうな」

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