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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第13章 扉への導き


高い塀を飛び越える為に用意しいたハシゴを城の塀に架け、微妙に形の崩れた十字架の影のてっぺんを目指すと‥‥


‥はあっ…はぁ、…ハア、

──‥あ‥っ・・・



眩い光を放つ宝石はもうそこには見当たらなかった…


‥あーぁ‥
またなくなっちゃった‥



幼いルイスは小さな肩で息をきらす。そして、がっかりと首をうなだれる‥

必死で走ってきた道を後戻り、それでも、もう一回探してみよう!そう思った幼いルイスはまた、高い塔に登り、宝石の光るのを待ち侘びてその場で眠りにつくのだった‥



『あらあら、フフ‥やっぱりここに居たのね‥。』


疲れ果てた可愛い天使を誰かが優しく包み込む。

温かくて優しい香りに包まれながら天使は女神が微笑む夢を見て笑みを浮かべた‥


『クスッ‥そんな可愛い寝顔を浮かべて、一体どんな夢を見てるのかしら…
きっと楽しい夢なんでしょうね。
後でママにも教えてね‥可愛い私の天使‥』


女神は柔らかい天使の頬に頬擦りをしてキスをする。
そして優しく抱きしめながら城に連れて帰った…。

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