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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第13章 扉への導き


「‥レオ‥‥」

普段のレオらしかぬ言葉に驚いたアルは、自分の胸に頬を寄せるレオを見つめた

何がレオにこんな言葉を言わせるのか?仲間を、可愛い舎弟達を何よりも大事にしてきたレオ‥


‥やべぇな‥
この匂いのせいか?

理性が一つも働かねぇ‥

レオの脳髄をしびれさせる香りはゆっくりと理性をも溶かしていく‥

欲しい‥
どうしても

大山賊の頭の座を棄ててでも、目の前の淫美に波打つ肢体が‥

うっすらと頬を、そして薄紅に染まっていく絹肌の、生まれたての女神のような少女をレオは本能の求めるままに欲した


長いこと捜していたような気さえしてくる‥

レオはアルを真っ直ぐに見つめそんなことをふと思っていた

「アル‥お前の一番傍にいるのはこの俺様だ‥」

「……っ…」

アルの耳元で渋く低い声音を響かせると、レオは熱った耳に優しく愛撫を送り始める。
そしてアルはレオの責めに抵抗しながらも疼き出した身体に戸惑いを覚えていた。

優しい唇が、熱い舌先が、アルの首筋を伝い桜色に染まった胸に下りてくる‥

「アァっ‥//
ダメ、レオっ‥ッッ‥」

抵抗の言葉は自然と上擦り自ら声を殺してしまう


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