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第14章 天下無双！偉才の老師

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「ん…」


小鳥のさえずりが微かに耳に届く‥
朝方の少し肌寒い空気に肩をさすり、寝返りを打ちながらルイスは目を覚ました。

‥あぁ、あのまま寝ちまったか…


のそりとベッドから起き上がり、隊服に身を包んだままの自分の姿を見てルイスは髪を掻きあげる。

そして髪をくしゃっと鷲掴んだまま瞳を閉じた‥


久しぶりに懐かしい夢を見た‥

幼い自分とそして、その自分を優しく抱き上げる母親‥


「‥ｸｽｯ‥宝石のプレゼントか‥‥」



幼いなりに一生懸命だった自分を思い出し、口からは笑いがこぼれていた。


睡眠不足だったせいか、夕べ早く眠りにつきぐっすりと熟睡できた。そのおかげで、早く目が覚めたルイスはバルコニーに出て朝のすがすがしい空気を胸にいっぱい取り入れる。

そして、バルコニーから見える警鐘塔を眺め、鮮明に覚えている夢の余韻に浸っていた。

「よし、モーニングシャワーでも浴びて謎解きに専念するかな!!」


そう声に出して、自分に気合いを入れながらルイスは自室のバスルームに向かった。