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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
・
「お前一人じゃない。皆で守るんだ…
いいな?」
「―――…っ
…わ、かった…
わかった!!皆で守る!!」
「クスッ…
ああ、そうだ『みんな』だ!」
陰りの消えたアルの瞳が自信に満ちる。
〃一人じゃない!
皆で一緒に!!〃
アルは眩しい程の笑顔をルイスに返していた…
謎解きに必要な時刻になるまではまだ、時間がある。
アルは草刈りの手伝いも申し出たが、とりあえずは体力を温存しておくようにとルイスはやんわりとそれを断った。
部屋を後にするアルを見送ると椅子に腰を下ろす。
ふと、深いため息が口から吐かれた…
あまり追い込むようなことを言ってはいけない。
ルイスは先程のアルを思い出す。何から何まで全てを自分で背負い込もうとするアル。もっと人を頼れと前に言い聞かせたことがあったが…
「性分なんだろうな…」
ルイスはため息と同時にポツリと呟いた。
これからは頼りにしてるなんて言葉は禁句だな…
そうでなくても、アイツは何かしら重いものを背負ってる…
初めて出会った時のアルを見て、ルイスは何かを感じていたのだ。だからこそ興味のない男でもルイスはあの時のアルに声を掛けたのだから…
「お前一人じゃない。皆で守るんだ…
いいな?」
「―――…っ
…わ、かった…
わかった!!皆で守る!!」
「クスッ…
ああ、そうだ『みんな』だ!」
陰りの消えたアルの瞳が自信に満ちる。
〃一人じゃない!
皆で一緒に!!〃
アルは眩しい程の笑顔をルイスに返していた…
謎解きに必要な時刻になるまではまだ、時間がある。
アルは草刈りの手伝いも申し出たが、とりあえずは体力を温存しておくようにとルイスはやんわりとそれを断った。
部屋を後にするアルを見送ると椅子に腰を下ろす。
ふと、深いため息が口から吐かれた…
あまり追い込むようなことを言ってはいけない。
ルイスは先程のアルを思い出す。何から何まで全てを自分で背負い込もうとするアル。もっと人を頼れと前に言い聞かせたことがあったが…
「性分なんだろうな…」
ルイスはため息と同時にポツリと呟いた。
これからは頼りにしてるなんて言葉は禁句だな…
そうでなくても、アイツは何かしら重いものを背負ってる…
初めて出会った時のアルを見て、ルイスは何かを感じていたのだ。だからこそ興味のない男でもルイスはあの時のアルに声を掛けたのだから…