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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師


あの細腕で一人で頑張ってきた…

チビ達を抱え森を何ヶ月もさ迷いこの地まで辿り着いたんだ。
その根性は認めてる。

だからこそ、これからは周りを頼ってほしい…

頑張り過ぎればいざって時に踏ん張りがきかない。
この調子じゃ、ザドルも気が気じゃないだろうな…


ルイスは頭を抱え長めのため息をつく。


「隊長!準備が整いました!」


「ああ、わかった!」


アルを気に掛けながら、扉の向こうから呼びかける部下に返事をし、ルイスは自分自身にも気合いを入れるのだった。





─────



…んー・・・

何もする事がない……

―――!!っ

もしかしてあたし…

全然、役立たず!?



ルイスに草刈りの申し出も断られ、アルはエバの元でお茶を飲んでいた…

そして、自分の置かれている状況に疑問を浮かべる。

考えてみたらあたし…
今まで仕事らしい仕事一つもしてないんじゃ・・・


そう、確かにしていない…。

劇団員に、いかず後家姉妹のお守り。それを仕事だといわれ与えられてはいるのだが、馬小屋でせっせと働くティムや新薬を次々と開発するマークと比べ、果たしてこれを仕事と言っていいものだろうか?

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