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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師


マークの頼もしい言葉にアルもうん、と頷いていた。笑顔を取り戻したアルは速度の落ちた馬車から外を覗き込む。

「あ、着いたみたい」


二人はモニカの家の前で馬車から降りた。
年期の入った木のドアをノックする。中からモニカの返事がするとアルは挨拶を返した。


「ディーア!? どうしたの!?」

ドアの前のアルに戸惑いながらも、モニカは嬉しさで頬を緩める。


「ちょっとね。モニカのお母さんに薬を持って来たんだ」

「薬!?」

「うん、この子が作ったんだけど…」

アルは後ろに居たマークを紹介した。

「こんにちわ!!」


元気に挨拶を返すマークとアルをモニカは交互に見つめる。

「この子が薬を作ったの!?」

驚きながら二人を家に招き入れると、アルは信じられない表情を浮かべるモニカに、マークが国の医療機関に携わっていることを伝えた。

モニカはそれでも信じられないようだった。


「とりあえず騙されたと思って飲んでみて」

「う、うん…」

「マーク、飲み方を教えてあげて」


アルはマークをちらっと見ると、何かに視線を奪われたまま、マークはほっぺをリンゴのように赤くしている。

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