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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
・
別れを惜しんで見つめ合うおませな二人にアルも苦笑いが溢れる。そしてモニカはそんなアルを、ものうげな瞳で見ていた…
「じゃあ…これで…」
…って、
その顔はまさか!?
アルはモニカを振り向きハッと目を見開いた。
そう、そのまさかだったのだ…
「ねえディーア…」
きたっ!?…
「お別れのキスは…」
やっぱり………
頬を染めて首を傾げ潤んだ視線を投げ掛ける。そんなモニカにアルは戸惑う。
「は…はは…きょ、今日は子供達が居るし〜…」
何かを理由にと頭を掻きながら目を游がすアルの隣で、うぷっと突然、マークの息詰まる声が聞こえた。
…っ!?
マーク!?
その声の漏れた口はナッツの唇によって、強引に塞がれている。
マークまでもがこの、大胆な姉妹の餌食になってしまっていた…
「じゃ、じゃあ…またっ!」
モニカの頬に素早くキスをして、ひきつる愛想笑いを向けるとアルは放心状態のマークを抱え、逃げるように馬車に駆け込んだ。
動き出した馬車にほっと息を整える。見送るモニカ達にもう一度笑みを向け手を振ると、アルはそのまま窓枠にもたれた。
別れを惜しんで見つめ合うおませな二人にアルも苦笑いが溢れる。そしてモニカはそんなアルを、ものうげな瞳で見ていた…
「じゃあ…これで…」
…って、
その顔はまさか!?
アルはモニカを振り向きハッと目を見開いた。
そう、そのまさかだったのだ…
「ねえディーア…」
きたっ!?…
「お別れのキスは…」
やっぱり………
頬を染めて首を傾げ潤んだ視線を投げ掛ける。そんなモニカにアルは戸惑う。
「は…はは…きょ、今日は子供達が居るし〜…」
何かを理由にと頭を掻きながら目を游がすアルの隣で、うぷっと突然、マークの息詰まる声が聞こえた。
…っ!?
マーク!?
その声の漏れた口はナッツの唇によって、強引に塞がれている。
マークまでもがこの、大胆な姉妹の餌食になってしまっていた…
「じゃ、じゃあ…またっ!」
モニカの頬に素早くキスをして、ひきつる愛想笑いを向けるとアルは放心状態のマークを抱え、逃げるように馬車に駆け込んだ。
動き出した馬車にほっと息を整える。見送るモニカ達にもう一度笑みを向け手を振ると、アルはそのまま窓枠にもたれた。