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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
・
…やっぱり姉妹だわ…
毎度この調子じゃあ、先がおもいやられちゃう・・・
はぁーっとため息が漏れる。
隣に目をやるとアルは思わずプッと吹き出していた。
「大丈夫?マーク?…」
真っ赤な顔で魂の抜けきったマークを眺め、アルは城に着くまでの間ずっとパタパタと茹で騰がったマークを扇いであげた。
夕方迄はまだ、時間がある。アルは城に辿りつくと草刈りに追われているルイス達の元を訪れた。
隊に指示を出しながらも、日頃からの感の良さなのか、背中に近づく気配にルイスは振り返る。
「ああ、アルか」
「――どう?進んでる?」
「まぁ、何とかな。とりあえず邪魔になりそうな草木は払った。予定の時刻までには間に合うだろう…」
ルイスはアルの肩を抱き誘導すると近くのヘリに腰掛けた。
座り込んだルイスの隣にアルも腰を下ろす。
「アル…」
ルイスはアルに呼びかけた。
普段より締まった声音に何となく緊張が走る。
ルイスは口元で手を組むと静かに口を開いた。
「実際に、謎を解明できたとして何が起こるかは予測できない。
この間の湖の遺跡の件もあるしな…
一応、万全の体制で挑むが、お前も気は抜くなよ」
…やっぱり姉妹だわ…
毎度この調子じゃあ、先がおもいやられちゃう・・・
はぁーっとため息が漏れる。
隣に目をやるとアルは思わずプッと吹き出していた。
「大丈夫?マーク?…」
真っ赤な顔で魂の抜けきったマークを眺め、アルは城に着くまでの間ずっとパタパタと茹で騰がったマークを扇いであげた。
夕方迄はまだ、時間がある。アルは城に辿りつくと草刈りに追われているルイス達の元を訪れた。
隊に指示を出しながらも、日頃からの感の良さなのか、背中に近づく気配にルイスは振り返る。
「ああ、アルか」
「――どう?進んでる?」
「まぁ、何とかな。とりあえず邪魔になりそうな草木は払った。予定の時刻までには間に合うだろう…」
ルイスはアルの肩を抱き誘導すると近くのヘリに腰掛けた。
座り込んだルイスの隣にアルも腰を下ろす。
「アル…」
ルイスはアルに呼びかけた。
普段より締まった声音に何となく緊張が走る。
ルイスは口元で手を組むと静かに口を開いた。
「実際に、謎を解明できたとして何が起こるかは予測できない。
この間の湖の遺跡の件もあるしな…
一応、万全の体制で挑むが、お前も気は抜くなよ」