この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編
・
村での生活では、スカートも履いてはいたが、動き易さを意識して作られた飾りっけのない服ばかりだった。
…デートならやっぱり……
ふと、行かず後家姉妹が頭に浮かぶ…
いやいや、あれはちょっと普通とは違うよね?…
じゃあ、女の子らしい服装って?……うーん…
女の子らしいにも色々ある。貴族の娘もいれば、街にいる商人の娘だって。
「アル?…」
うーん、と考え込むアルにロイドは声を掛けた。
「ドレスは心配しなくていい。
俺にプレゼントさせてくれって言ったろ?」
「プレゼント?…」
あ、…そういえば……
ポカンと開いた口に手を当てアルは声を上げた。
“きっとプレゼントだよ”
意味深な笑みを向けた今朝のマークの言葉を思い出した。
あたしのだったんだ…
そう思った途端、照れが増す。男の人からの贈り物。誕生日のプレゼントとはちょっと違う。
デートの為にドレスを贈られるなんて、なんだかお姫様みたいで…
女の子扱いされてることがすごく気恥ずかしくもあった。
村での生活では、スカートも履いてはいたが、動き易さを意識して作られた飾りっけのない服ばかりだった。
…デートならやっぱり……
ふと、行かず後家姉妹が頭に浮かぶ…
いやいや、あれはちょっと普通とは違うよね?…
じゃあ、女の子らしい服装って?……うーん…
女の子らしいにも色々ある。貴族の娘もいれば、街にいる商人の娘だって。
「アル?…」
うーん、と考え込むアルにロイドは声を掛けた。
「ドレスは心配しなくていい。
俺にプレゼントさせてくれって言ったろ?」
「プレゼント?…」
あ、…そういえば……
ポカンと開いた口に手を当てアルは声を上げた。
“きっとプレゼントだよ”
意味深な笑みを向けた今朝のマークの言葉を思い出した。
あたしのだったんだ…
そう思った途端、照れが増す。男の人からの贈り物。誕生日のプレゼントとはちょっと違う。
デートの為にドレスを贈られるなんて、なんだかお姫様みたいで…
女の子扱いされてることがすごく気恥ずかしくもあった。