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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編
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「ティム、ロイドはどうしたんだ?」
「ん? 残業に追われてるぞ!
仕事をサボった罰だ!!」
「サボった罰?」
何やらふてくされ顔でティムは訴える。
「そうか…じゃあ、アイツは減給だな」
ティムの両肩に手を置き、ルイスも罰に加担する。
「クシュン!!
へっ、クシュンっ!
あ゛ー、…花粉症か?…」
馬小屋では藁のホコリに包まれたロイドがくしゃみを繰り返していた……
「ところで気合いが入ってるな、お前ら?…」
ティムの肩に手を置いたままルイスはちび二人の頭の先を眺めた。
先ほどの作業で隊員達が使っていた大人用のヘルメットを着用している。
マークの胸には以前の功績を讃え、ルイスから贈呈された“かじり虫バッチ”が輝いていた…
「何があるか分からないからな! キケンはいつも隣にいるんだぜ!兄ちゃん!!
何かあったらオイラが盾になってやるぞっ!」
「僕らにまかして!!」
胸をドンと構え男らしいセリフを言うティムとそれに続き敬礼をするマーク…
「そ、そうか…頼りにしてるからな…」
ルイスは苦笑いを溢す…
小さな頭にはブカブカらしく、傾いたヘルメットを被った様がなんとも頼りなかった…
「ティム、ロイドはどうしたんだ?」
「ん? 残業に追われてるぞ!
仕事をサボった罰だ!!」
「サボった罰?」
何やらふてくされ顔でティムは訴える。
「そうか…じゃあ、アイツは減給だな」
ティムの両肩に手を置き、ルイスも罰に加担する。
「クシュン!!
へっ、クシュンっ!
あ゛ー、…花粉症か?…」
馬小屋では藁のホコリに包まれたロイドがくしゃみを繰り返していた……
「ところで気合いが入ってるな、お前ら?…」
ティムの肩に手を置いたままルイスはちび二人の頭の先を眺めた。
先ほどの作業で隊員達が使っていた大人用のヘルメットを着用している。
マークの胸には以前の功績を讃え、ルイスから贈呈された“かじり虫バッチ”が輝いていた…
「何があるか分からないからな! キケンはいつも隣にいるんだぜ!兄ちゃん!!
何かあったらオイラが盾になってやるぞっ!」
「僕らにまかして!!」
胸をドンと構え男らしいセリフを言うティムとそれに続き敬礼をするマーク…
「そ、そうか…頼りにしてるからな…」
ルイスは苦笑いを溢す…
小さな頭にはブカブカらしく、傾いたヘルメットを被った様がなんとも頼りなかった…