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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編


「兄ちゃーん!
着いたぞー!!」

警鐘塔のてっぺんに到着したティム達が下を覗き、手を振っている。



地上に太陽が近づくにつれ、辺りが茜色に彩られていく…

ティム達に合図を返すとルイスは遠巻きに千年樹を見つめていた。


もうすぐだな…


ルイスは千年樹の根元から伸びて来た影を確認すると、長いこと閉ざされていた裏門を目指す。

アルは歩き出したルイスの後を黙って着いて行った。

錆び付き変色した重々しい門をくぐり、草を払われたばかりの裏地を見渡す。

「結構広いね…

これじゃ、隊の人達も草を苅るの大変だったかも」

「ああ、昔はここも役所の庭園なみに手入れされてたんだがな…

前王妃が亡くなってからは閉じられたままになった」

「前王妃って…」

「もちろん、俺の母親」


ルイスは戸惑うアルにクスっと笑い、答える。


「余計なことを気にするな。
死んだ人をいつまでも恋しがってちゃ前には進めない、辛い思いはお前達だって十分してきただろ?」


「う、ん…」

「それでも前に進んでる。…違うか?」


ルイスはアルの後頭部をポンと叩く。

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