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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編


「兄ちゃーん!!」


イキイキとした顔でちび達が駆け込んでくる。なんだかティムは先程よりも、擦り傷が増えている…

どうやらまた、転んだようだった。

「お宝見つかったのか!!」

肩で息を切らし、二人して目をキラキラと輝かせる。ルイスはマークに石板を差し出した。

「また、石板だ。

なんて書いてあるかわかるか?」


マークは石板を受け取ると、黙ってそこに書かれた古の文字に目を通した。


「………なぞなぞだ…」

「なぞなぞ!?」


マークの呟きにルイスは声を上げた。

またしても謎解きらしい…

ルイスはふぅっとため息をついた。

「…で、なんて?」


腕を組み、次の言葉を催促する。

「上を見よ…」

「…上?」

「下を見よ…」

「…下?」

「バカが見る…」

「…なにっ!?」


言われるままに行動を起こした皆がキレていた…


「だってそう書いてあるんだよっ」

目くじら立てるルイスに、焦りながらマークは訴えた。

「…ま、まあいい、書いてあるのはそれだけか?」

「まだ、あるよ…」

ルイスは気を取り直し続きを求めた。


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