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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編
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「また、謎解きを記した石板だ…
上を見よ
下を見よ
バカが見る
我はコヨーテ
トリックスターの加護を受ける神なり
嘘か真実か
真実か嘘か
嘘が真実で
真実が嘘か
汝を信じる者は救われる
汝の道をきり開け
十字の天が差し示す
汝の道に続く扉
見つけたなら
右往左往するべからず
…って書いてあるらしい」
石板に記された文面を書き写したメモを読み上げながら、ルイスはロイドに石板を渡した。
「トリックスターの加護を受ける神?」
「よくは分からないが、コヨーテの姿をした悪戯好きの神らしい…
クラディウスが今、その神について載っている本を取りに行ってる」
「ああ、なるほど…」
カタンと椅子を引き、腰を下ろしながらロイドは手にしていた石板を眺め直す。いつの間にか人の溢れた食堂。準備された夕食を取りながらルイス達は互いに意見を口にし、老師が来るのを待った。
「でも、また
“十字の天が差し示す”
なんて、言葉が出てるけど…
これは、今日の影の十字とは別物ってこと?」
「また、謎解きを記した石板だ…
上を見よ
下を見よ
バカが見る
我はコヨーテ
トリックスターの加護を受ける神なり
嘘か真実か
真実か嘘か
嘘が真実で
真実が嘘か
汝を信じる者は救われる
汝の道をきり開け
十字の天が差し示す
汝の道に続く扉
見つけたなら
右往左往するべからず
…って書いてあるらしい」
石板に記された文面を書き写したメモを読み上げながら、ルイスはロイドに石板を渡した。
「トリックスターの加護を受ける神?」
「よくは分からないが、コヨーテの姿をした悪戯好きの神らしい…
クラディウスが今、その神について載っている本を取りに行ってる」
「ああ、なるほど…」
カタンと椅子を引き、腰を下ろしながらロイドは手にしていた石板を眺め直す。いつの間にか人の溢れた食堂。準備された夕食を取りながらルイス達は互いに意見を口にし、老師が来るのを待った。
「でも、また
“十字の天が差し示す”
なんて、言葉が出てるけど…
これは、今日の影の十字とは別物ってこと?」