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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編
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「それを今から考えるんだろ?
謎解きって言っても“引っ掛け”問題の疑いもある。記されたことを端から鵜呑みにしたんじゃ、コヨーテの思うツボっ!!
それこそ“バカが見る”ってやつだ」
アルの問いかけにそう答えたルイスだったのだが、自分で語り終えるなり、自身の言葉にハッとした表情を浮かべていた…
「おお、ロイドも揃っておったか…」
書物を手にして現れた老師の為にロイドは椅子を引いて席を勧める。
皆の顔が揃ったところで、用意された夕食に手を付けながら、老師が口を開いた。
「先程、さらっとこの本に目を通したんだがの…
今回の謎解き…
案外、簡単に解けるかもしれん…」
「簡単?…どうしてそう思うんです?
何か、その本に載ってたんですか? 」
スープをすすり掛けたスプーンを皿に置き、ロイドは顔を上げて老師に目を向けた。
ルイスは老師の口から語られる言葉に黙って耳を向けている。
「載っておったと言うか、まあ、もしかしたら今回の謎解きの参考くらいにはなるのではなかろうか…という程度のものなのじゃがな…」
「それを今から考えるんだろ?
謎解きって言っても“引っ掛け”問題の疑いもある。記されたことを端から鵜呑みにしたんじゃ、コヨーテの思うツボっ!!
それこそ“バカが見る”ってやつだ」
アルの問いかけにそう答えたルイスだったのだが、自分で語り終えるなり、自身の言葉にハッとした表情を浮かべていた…
「おお、ロイドも揃っておったか…」
書物を手にして現れた老師の為にロイドは椅子を引いて席を勧める。
皆の顔が揃ったところで、用意された夕食に手を付けながら、老師が口を開いた。
「先程、さらっとこの本に目を通したんだがの…
今回の謎解き…
案外、簡単に解けるかもしれん…」
「簡単?…どうしてそう思うんです?
何か、その本に載ってたんですか? 」
スープをすすり掛けたスプーンを皿に置き、ロイドは顔を上げて老師に目を向けた。
ルイスは老師の口から語られる言葉に黙って耳を向けている。
「載っておったと言うか、まあ、もしかしたら今回の謎解きの参考くらいにはなるのではなかろうか…という程度のものなのじゃがな…」