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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編


口にしたパンをミルクで流し込み、もったいぶるようにゆっくりとそう切り出した老師に皆が注目した。


「この書物に記されとること…
この神は元々、北欧の神話に登場する神らしいのじゃが、その地域の民謡でこんな物があるそうじゃ…」

老師はテーブルに置いた年輪を刻んだ手でトン…トン…と拍子をとりはじめる


*―*―*―*―

森で迷ったら

コヨーテに気をつけろ

教える道は回り道

洞窟で迷ったら

コヨーテに気をつけろ

進めと行ったら引き返せ

―*―*―*―*



拍子をとっていた手が止まり老師は耳を澄ます皆を見回した。

「どうじゃ…何かピンとこんかの………」


「ああ…

大体掴めた…」


「そうだな…

参考というか、立派なヒントだと思うが……アル達はどう思う?」

頷くルイスに賛同すると、ロイドはアルに尋ねた。
アルもティム達と目配せしながら頷き返す。

「逆の行動をとれってことだよね要は…
コヨーテの言う事と真逆が正解ってことでしょ?」


「ああ…おそらく、民謡ではそう語ってるみたいだな…

丸々、鵜呑みって訳にはいかないが…

謎解きの一つの手段として考えてみよう」


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