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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第15章 守護神の書・前編


尋ねるアルにそう答えたままルイスは大樹の根元を掘り始めた。

「十字の天が差し示す

汝の道に続く扉

見つけたなら

右往左往するべからず


…だ!!」

「…?」

「前回は影に姿を変えた十字架を例えた謎かけだった。
じゃあ、お前達の言う、十字のてっぺんの逆は?

それを考えるならこの大樹の根元しかない。影はここから伸びたんだからな!
とりあえず思ったことからやってみる!!

汝を信じる者は救われる

汝の道をきり開け


コヨーテもそう言ってただろ?

また、石板か何か見つかるかも知れない!!」


息を上げながら、大樹の周りを浅めに掘り返していくルイスの手にカツンと何かが反応を返した。

「―――!これは…」

スコップを投げ捨てるとルイスは手応えのあった箇所の土を払う。雨を含み、ぬかるんだ泥を掬うとルイスは声を上げた。

土に埋もれた幹に、めり込むようにして姿を現したそれを指差しルイスはアルに視線を流す。

「アル。見てみろよ」

「これ―――…鍵穴?」

「お前の剣の出番かもな…ちょっとやってみろ」

湖で見つけた石の台座の鍵穴に似た造りにピンときたルイスはアルにそう促していた。


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