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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第16章 守護神の書・後編
・
口隠るアルの様子を見て、ロイドは表情を曇らせた。
「アルが謎を解いたんだよ…それで…」
「それで?…じゃあ直ぐに皆を集めればよかったんじゃないのか!?
土を掘り返すなら人数が居た方が楽な筈だろ!?」
ルイスに代わりに答えられ、ロイドは火がついた様に聞き返した。
「そ…れは…」
確かにそうだがあの時は謎が解けるかも、という思いで夢中だったし、まるで見つけてくれと言わんばかりに土は簡単に掘れてしまった…
ルイスはそう説明したかったのだが、それを諦めてしまっていた…
ロイドからルイスに注がれる視線は明らかに疑いを含んだ眼差しだったからだ。
確実に違うことで怒りを露にしている…
ルイスは自分を見据えてくるロイドからさりげなく視線を外した。
ロイドは強い溜め息を吐く…
「ロ…イドは何をそんなに怒ってるの?」
アルは戸惑いながら訪ねた。
だって…謎が解けて前進できたっていうのに……
「……
何が起るか分からないだろ? 気をつけないと…実際に地下道に落ちたって言うじゃないか…」
「そうだけど…」
「怪我がなかったからよかったものの…」
口隠るアルの様子を見て、ロイドは表情を曇らせた。
「アルが謎を解いたんだよ…それで…」
「それで?…じゃあ直ぐに皆を集めればよかったんじゃないのか!?
土を掘り返すなら人数が居た方が楽な筈だろ!?」
ルイスに代わりに答えられ、ロイドは火がついた様に聞き返した。
「そ…れは…」
確かにそうだがあの時は謎が解けるかも、という思いで夢中だったし、まるで見つけてくれと言わんばかりに土は簡単に掘れてしまった…
ルイスはそう説明したかったのだが、それを諦めてしまっていた…
ロイドからルイスに注がれる視線は明らかに疑いを含んだ眼差しだったからだ。
確実に違うことで怒りを露にしている…
ルイスは自分を見据えてくるロイドからさりげなく視線を外した。
ロイドは強い溜め息を吐く…
「ロ…イドは何をそんなに怒ってるの?」
アルは戸惑いながら訪ねた。
だって…謎が解けて前進できたっていうのに……
「……
何が起るか分からないだろ? 気をつけないと…実際に地下道に落ちたって言うじゃないか…」
「そうだけど…」
「怪我がなかったからよかったものの…」