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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第16章 守護神の書・後編


「三人…

神の従者の他に、三人の勇者…

この者達も捜し出さなきゃならないわけだな」


ルイスは品のいい顎に手を添え瞳を閉じると眉尻を上げふうっと溜め息を漏らした。

老師の語った言葉を噛み締めながら皆は肩を落とした。謎を解明する度に難しい問題が浮き彫りになっていく…


従者に使える三人の使者…

確か、夢の中でもその人達を集めろって言ってた…

でもどうやって捜し出せばいいの?


今のあたしでは力が足りない―――


“集めるのです

そなたに忠誠を誓う者達を――”



あたしに忠誠を誓う人達…


そんな人達…


どうやって見分けていったら…




「アル?…」

考え込むアルをロイドは心配そうに覗き込む。
アルはそんなロイドに無理に笑って見せた。


従者はあたしです!

なんてまだ、言えない…

だって何にも出来ないんだし、証明だってない。

ただ、…小さい頃からずっと不思議な夢を見ていただけなんだから…


笑いを浮かべたアルの顔は、また自然と曇っていった…


「そう考え込むでない…まだ序章の頁を読んだまで。

とにもかくにも博士にしっかりと訳してもらわんといかんじゃろう」

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