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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第16章 守護神の書・後編


老師に言われ、皆の難しい表情が幾分か和らいだ。
確かに分厚い書物にはまだまだ、様々なことが記されているであろう。気負うのはまだ、早すぎる。

だが、気持ちの焦りはどうしようも出来ない。追加のお茶を注ぎながら一息つくと、直ぐにマークが訪れた。


「お! 来たな博士」

ルイスはマークの為に椅子を牽いた。


「第五章だ!!」

マークは書物の表紙を見るなり叫ぶと早速、頁を開く。先程、老師の聞かせた話の続きをマークは丁寧に声に出し読み上げた。


∬試練を受けるにふさわしき者達よ

光の剣の元に集え

全ての扉の鍵となり

全ての道を切り開く

神が選びし従者
その手の元に

光の剣の元に集え ∬



―――…?

全ての扉の鍵!?…っ



マークの読み上げた言葉にルイス達ははっと息を止め顔を見合わせる。そして老師もルイスもロイドも同時にアルを見つめた。


アルはその気配にうつ向いていた顔を上げる。

「な…なに?
どうしたの皆?…」

アルは自分を見つめる皆の表情に驚きを隠せなかった。

“選ばれし者”

“名も無き村の生き残り”

“謎を解くとともに扉の鍵を難無く開けた古びた宝剣”

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