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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第16章 守護神の書・後編


「ル…イスっ…」



目の前の光景にロイドは声を詰まらせた。はっと我に返りルイスは直ぐにアルを手放す。一瞬の出来事に何が何だか分からぬ顔のアルに、今度はチビ二人が抱きついていた。


アルは二人をしっかりと抱きしめる――


母親ってこんな気持ちなのかも知れない…


子供達の成長が嬉しくて…


そして、ちょっと寂しい…



アルは今、腕の中にしっかりと感じる温もりを、確かめるように抱きしめた。
腕に力を込めると二人の頭に何度となく頬擦りを繰り返す…

こそばゆい子供特有の匂い…

ほっとする香りがこわばったアルの心をほぐしていく…

込み上げる嬉しさにアルは、濡れた瞳を優しく細めていた………



そして、その頭上ではロイドの激しい怒りが静かにルイスを射抜く…



ルイスはロイドの顔をまともに見れなかった。

思わずアルを抱きしめた腕で拳を握る。ルイスはその手で抱きしめ合う三人の頭をクシャクシャと撫でた。

「頼もしい騎士(ナイト)だな!…
案外、勇者もお前達だったりして…

って、じゃあジョンもか?!」

場を茶化す様にルイスはおどけた素振りを見せた。

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