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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
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地面に染み込みきらなかった雨水が所々で水溜まりとなっている…
帰り道、アルは軟らかくなった土に足を捕られないように、水溜まりを避けながら城の庭を抜けた。
「アル!
今から帰りか?」
間に合った…そんなほっとした表情を浮かべ、ロイドはアルに声を掛ける。
「ロイドも帰り?
あれ…馬は?」
いつもの大きな黒馬が見当たらない…
「今日は小屋に置いていく…
たまには歩いて帰ろう」
ロイドはアルの肩を抱いた…
「天気がずっと悪いから乗馬の練習も中々出来ない…」
アルはポツリとそんな事を口にした。
「慌てることはない…
馬に乗りたかったらいつでも俺が乗せてやるから…」
茶色いフード付きのマントに包まれたアルの表情はちょっと見えにくく、ロイドは少し身体を屈め、アルの様子を伺った…
ちらりとフードからアルの瞳がロイドを見つめる。
長身のロイドを上目使いで覗く姿がなんだかいたずらっ子のようだ。
ロイドはそんなアルに微笑み返した…
ロイドは…どう思ったんだろう?
あたしが神の従者だと知って…
地面に染み込みきらなかった雨水が所々で水溜まりとなっている…
帰り道、アルは軟らかくなった土に足を捕られないように、水溜まりを避けながら城の庭を抜けた。
「アル!
今から帰りか?」
間に合った…そんなほっとした表情を浮かべ、ロイドはアルに声を掛ける。
「ロイドも帰り?
あれ…馬は?」
いつもの大きな黒馬が見当たらない…
「今日は小屋に置いていく…
たまには歩いて帰ろう」
ロイドはアルの肩を抱いた…
「天気がずっと悪いから乗馬の練習も中々出来ない…」
アルはポツリとそんな事を口にした。
「慌てることはない…
馬に乗りたかったらいつでも俺が乗せてやるから…」
茶色いフード付きのマントに包まれたアルの表情はちょっと見えにくく、ロイドは少し身体を屈め、アルの様子を伺った…
ちらりとフードからアルの瞳がロイドを見つめる。
長身のロイドを上目使いで覗く姿がなんだかいたずらっ子のようだ。
ロイドはそんなアルに微笑み返した…
ロイドは…どう思ったんだろう?
あたしが神の従者だと知って…