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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
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ロイドは胸の中で大人しいままのアルをそっと解放してあげた。
「アル…」
顔を覗き込み優しく微笑み掛ける…
「来週には仕立てたドレスが届くから…」
アルはあっ!と口を開き掛けた。
クスリと笑うとそんなアルの小鼻をロイドは軽く抓む。
「次の週末はイースター(復活祭)だ…
一緒に祈りを捧げて…
そして街に出よう…」
ロイドはアルとの約束を確認するとアルの後ろ姿を見つめ、温かな笑みを浮かべた。
たくさん連れて行きたい所がある…
ついでに教会でアルとのこれからも誓いたい――
アルとの二人きりの時間を思い描くだけでロイドの心は幸せな気分に満ち溢れた。
アルと別れ、一人になった帰り道…
ロイドは目を細め、眩しいほどの笑みをほのかに浮かべていた…。
「まあ、呑め…
久しぶりの長き旅だ、大好きな酒もろくに口にしなかっただろうからよ…」
「ああ…
手厚い迎え。ほんに恩にきるがや…
寝所まで用意してくれて、下の者も安生しとる…」
レオは酒の入ったひょうたんを西岸の親方に気前良く薦めていた…
ロイドは胸の中で大人しいままのアルをそっと解放してあげた。
「アル…」
顔を覗き込み優しく微笑み掛ける…
「来週には仕立てたドレスが届くから…」
アルはあっ!と口を開き掛けた。
クスリと笑うとそんなアルの小鼻をロイドは軽く抓む。
「次の週末はイースター(復活祭)だ…
一緒に祈りを捧げて…
そして街に出よう…」
ロイドはアルとの約束を確認するとアルの後ろ姿を見つめ、温かな笑みを浮かべた。
たくさん連れて行きたい所がある…
ついでに教会でアルとのこれからも誓いたい――
アルとの二人きりの時間を思い描くだけでロイドの心は幸せな気分に満ち溢れた。
アルと別れ、一人になった帰り道…
ロイドは目を細め、眩しいほどの笑みをほのかに浮かべていた…。
「まあ、呑め…
久しぶりの長き旅だ、大好きな酒もろくに口にしなかっただろうからよ…」
「ああ…
手厚い迎え。ほんに恩にきるがや…
寝所まで用意してくれて、下の者も安生しとる…」
レオは酒の入ったひょうたんを西岸の親方に気前良く薦めていた…