この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
・
西岸の地を後にし、数日前にルバールの山岳に辿り着いた親方は三日三晩、レオと酒を酌み交している…
「ヒィやっぱり無類の酒好きなだけはあるでやんす!」
「お頭に全然引けを取らねえな!
この分じゃ酒が間に合わんでよ!!」
舎弟達は次々に空になる酒樽を運び出しレオ達の豪快な呑みっぷりに悲鳴を上げていた。新しい酒をひょうたんに注いでは、レオの元へ急ぎで届ける。
まるで呑み比べでも競っているかのような勢いだった…
海沿いの岸壁を渡り、やっとの思いで辿りついたこの地。
「儂らやから通ってこれた…」
親方はそう口にする…
行商の為に開通された山道は岩山の雪崩れでも起きたように閉ざされ、市街の方は身動きが取れぬ程の残骸の山だと言う…
「何とかせねば―――」
ポツリと溢すと親方は手にした盃を一気にあおる。そして、ばたっとその場に倒れ豪快ないびきを掻いた。傍についてずっと酌をしていた舎弟が慌てている。
「なんだ、案外潰れ方が早かったな…
長旅で疲れたんだろう。そのまま寝かせておけ…」
レオは舎弟に言いつけると一人で酒を口にした…
西岸の地を後にし、数日前にルバールの山岳に辿り着いた親方は三日三晩、レオと酒を酌み交している…
「ヒィやっぱり無類の酒好きなだけはあるでやんす!」
「お頭に全然引けを取らねえな!
この分じゃ酒が間に合わんでよ!!」
舎弟達は次々に空になる酒樽を運び出しレオ達の豪快な呑みっぷりに悲鳴を上げていた。新しい酒をひょうたんに注いでは、レオの元へ急ぎで届ける。
まるで呑み比べでも競っているかのような勢いだった…
海沿いの岸壁を渡り、やっとの思いで辿りついたこの地。
「儂らやから通ってこれた…」
親方はそう口にする…
行商の為に開通された山道は岩山の雪崩れでも起きたように閉ざされ、市街の方は身動きが取れぬ程の残骸の山だと言う…
「何とかせねば―――」
ポツリと溢すと親方は手にした盃を一気にあおる。そして、ばたっとその場に倒れ豪快ないびきを掻いた。傍についてずっと酌をしていた舎弟が慌てている。
「なんだ、案外潰れ方が早かったな…
長旅で疲れたんだろう。そのまま寝かせておけ…」
レオは舎弟に言いつけると一人で酒を口にした…