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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
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久しぶりに山頂から降りてきた無双老師のことを耳にしていたカインは酒の御代わりを受けながら聞き返した。
滅多に人里に降りてくることのない自分達の師匠の突然の訪問…
余程の何かが…と、カインも眉をしかめ、注がれた酒をきゅっと呑み干した。
空にした盃をコトンと置いたカインの手元にレオは一枚の色鮮やかな鳥の羽根を差し出すと、酒を注ぐのも面倒だとばかりにひょうたんの徳利ごとカインに渡す。
そして、自らもひょうたんを手にし喉を鳴らしながらがぶ飲みした。
「この羽根は―――」
「…っああ…デカイだろ?」
口の端に溢れた酒を腕で豪快に拭うとレオはニヤリと笑う。
「我ら守り神。雷鳥の王…
孔雀王の羽根だと―――」
「孔雀王―――」
「師匠が言うにはな。
俺様が見た訳じゃねえから何とも言えねえが…」
驚きを隠せないカインにレオは師匠が山から降りてきた理由を話た。
「枕元に孔雀王か…」
「―――ああ、奴は三日前に此処へ着いたばかりだ…
他の奴らも時期に着くだろうが…今日はお前にちょっと頼みたいことがあってな…」
いびきを掻く西岸の親方に目を向けながら、レオは一呼吸置いた
久しぶりに山頂から降りてきた無双老師のことを耳にしていたカインは酒の御代わりを受けながら聞き返した。
滅多に人里に降りてくることのない自分達の師匠の突然の訪問…
余程の何かが…と、カインも眉をしかめ、注がれた酒をきゅっと呑み干した。
空にした盃をコトンと置いたカインの手元にレオは一枚の色鮮やかな鳥の羽根を差し出すと、酒を注ぐのも面倒だとばかりにひょうたんの徳利ごとカインに渡す。
そして、自らもひょうたんを手にし喉を鳴らしながらがぶ飲みした。
「この羽根は―――」
「…っああ…デカイだろ?」
口の端に溢れた酒を腕で豪快に拭うとレオはニヤリと笑う。
「我ら守り神。雷鳥の王…
孔雀王の羽根だと―――」
「孔雀王―――」
「師匠が言うにはな。
俺様が見た訳じゃねえから何とも言えねえが…」
驚きを隠せないカインにレオは師匠が山から降りてきた理由を話た。
「枕元に孔雀王か…」
「―――ああ、奴は三日前に此処へ着いたばかりだ…
他の奴らも時期に着くだろうが…今日はお前にちょっと頼みたいことがあってな…」
いびきを掻く西岸の親方に目を向けながら、レオは一呼吸置いた