この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
・
「ならば、弟子達が辿り着いたら わらわも合流して未夢と二人でもう一度祈りを捧げてみようぞ…」
「うむ…娘の力を借りた方が確かじゃろう…」
師匠は毛に埋もれた目を伏せて深く頷いていた…。
「おう、こっちだ急げ」
静けさに包まれた草原の闇をガサガサと這い回る影が三体…
「うへっ冷てぇ!」
「ばかやろう! 静かにしろやい!!」
草の茂みに紛れ、木から滴る雨露で濡れた首を拭う男に罵声が飛ぶ。
「てめぇこそ声がデカイってんだ」
コソッと叱りつけた男は湖の向こうに佇む遺跡に視線を向けた。
精鋭隊の警備の縄をくぐり抜け、三人のゴロツキは辺りを警戒するランプの灯かりから身を庇う。
「アニキ…
あそこにお宝があるって噂…ほんとだと思いますかい?」
「まあ、全くのでたらめって訳じゃねえだろう…
じゃなきゃ、精鋭が見張ってるもんか…」
「もし宝が見つかりゃ頭領に直ぐ報告だ!
そしたら毎日の仕置きから解放してくれるに違いねぇ!!」
三人はぼそぼそと話すと痛む股間を庇う様に手で抑えた。
「ならば、弟子達が辿り着いたら わらわも合流して未夢と二人でもう一度祈りを捧げてみようぞ…」
「うむ…娘の力を借りた方が確かじゃろう…」
師匠は毛に埋もれた目を伏せて深く頷いていた…。
「おう、こっちだ急げ」
静けさに包まれた草原の闇をガサガサと這い回る影が三体…
「うへっ冷てぇ!」
「ばかやろう! 静かにしろやい!!」
草の茂みに紛れ、木から滴る雨露で濡れた首を拭う男に罵声が飛ぶ。
「てめぇこそ声がデカイってんだ」
コソッと叱りつけた男は湖の向こうに佇む遺跡に視線を向けた。
精鋭隊の警備の縄をくぐり抜け、三人のゴロツキは辺りを警戒するランプの灯かりから身を庇う。
「アニキ…
あそこにお宝があるって噂…ほんとだと思いますかい?」
「まあ、全くのでたらめって訳じゃねえだろう…
じゃなきゃ、精鋭が見張ってるもんか…」
「もし宝が見つかりゃ頭領に直ぐ報告だ!
そしたら毎日の仕置きから解放してくれるに違いねぇ!!」
三人はぼそぼそと話すと痛む股間を庇う様に手で抑えた。