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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!


「ならば、弟子達が辿り着いたら わらわも合流して未夢と二人でもう一度祈りを捧げてみようぞ…」


「うむ…娘の力を借りた方が確かじゃろう…」

師匠は毛に埋もれた目を伏せて深く頷いていた…。











「おう、こっちだ急げ」

静けさに包まれた草原の闇をガサガサと這い回る影が三体…

「うへっ冷てぇ!」

「ばかやろう! 静かにしろやい!!」

草の茂みに紛れ、木から滴る雨露で濡れた首を拭う男に罵声が飛ぶ。

「てめぇこそ声がデカイってんだ」

コソッと叱りつけた男は湖の向こうに佇む遺跡に視線を向けた。

精鋭隊の警備の縄をくぐり抜け、三人のゴロツキは辺りを警戒するランプの灯かりから身を庇う。

「アニキ…

あそこにお宝があるって噂…ほんとだと思いますかい?」

「まあ、全くのでたらめって訳じゃねえだろう…
じゃなきゃ、精鋭が見張ってるもんか…」

「もし宝が見つかりゃ頭領に直ぐ報告だ!
そしたら毎日の仕置きから解放してくれるに違いねぇ!!」

三人はぼそぼそと話すと痛む股間を庇う様に手で抑えた。


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