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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
・
見張りの包囲網の脇をくぐり湖に身を沈める…
「しかし、お前いい方法知ってたな!」
「いや〜へへっ…前に読んだ、ジャポン見聞録とかいう本に載ってたんでい。
なんかニンジンとか言う奴らの技らしいけど何かに使えるかもってメモっといたんだよ」
得意気に語ると木の包を口にくわえ、プクプクと顔を水中に潜らせた…
暗い湖を泳ぐと水面を微かに波立たせ、三人はのそりと遺跡の沖に這上がる。
「これか…」
服の水気を搾りながら半端に開かれたままの古い石の台座を見つけると、三人は辺りを見回し同時に中を覗き込んだ。
「真っ暗だな…」
「ああ、真っ暗だ…」
「夜だからな…」
誰も灯かりを用意していないことに今、気づいたようだった。
「とりあえず、入るだけ入ってみるか?」
三人で顔を見合わせ頷く。よしっと覚悟を決めて、一人が足を踏み入れようと勇んだ瞬間、その身体は何かに勢い良く弾き返されていた。
「おいっ大丈夫か!?」
「イテテっ…なんだこりゃ!? 一体どうなってやがる!?」
転がった仲間に駆け寄り台座の周りを警戒するように眺めると
「よし…じゃあ次は俺がっ」
次の男は生唾を飲み構えた。
見張りの包囲網の脇をくぐり湖に身を沈める…
「しかし、お前いい方法知ってたな!」
「いや〜へへっ…前に読んだ、ジャポン見聞録とかいう本に載ってたんでい。
なんかニンジンとか言う奴らの技らしいけど何かに使えるかもってメモっといたんだよ」
得意気に語ると木の包を口にくわえ、プクプクと顔を水中に潜らせた…
暗い湖を泳ぐと水面を微かに波立たせ、三人はのそりと遺跡の沖に這上がる。
「これか…」
服の水気を搾りながら半端に開かれたままの古い石の台座を見つけると、三人は辺りを見回し同時に中を覗き込んだ。
「真っ暗だな…」
「ああ、真っ暗だ…」
「夜だからな…」
誰も灯かりを用意していないことに今、気づいたようだった。
「とりあえず、入るだけ入ってみるか?」
三人で顔を見合わせ頷く。よしっと覚悟を決めて、一人が足を踏み入れようと勇んだ瞬間、その身体は何かに勢い良く弾き返されていた。
「おいっ大丈夫か!?」
「イテテっ…なんだこりゃ!? 一体どうなってやがる!?」
転がった仲間に駆け寄り台座の周りを警戒するように眺めると
「よし…じゃあ次は俺がっ」
次の男は生唾を飲み構えた。