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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!


ずんぐりとした体を恐る恐る台座に近づけ同じ様に足を踏み入れると


「うわぁっ!?」


その体はゴム毬のように転げ飛んだ。

「な、なっ、なんだ一体!? どうなってやがる!?」


倒れた仲間に手を貸しながら抱き起こし、三人でもう一度台座の側に近寄ると皆して同じ方向に首を傾げた。その途端、湖を挟んだ向こう岸からランプが数個、光を放つ―――


「誰か居るのか!?」

見張りの隊の声だった。三人は慌てて身を伏せると息を潜めて草木と同化する。

「どうする!? 捕まったら頭領にシバカレるぞ!」

「ああ、三角木馬の刑どころか、木馬に股がった上に煉瓦を積まれ前後に激しく揺さぶられちまう…」

「ひいっ! 重石を乗せた上にか!?」


ボソッっと語ると溢れる唾をゴクリと飲み込んだ…


どうやら国の処罰よりも、我が頭領のお仕置きの方がよっぽど恐いようだ。

声を掛け、反応の返ってこない遺跡の暗がりを確認すると、集まってきた隊員達は次々に引き上げ持ち場へと帰っていく…

ゴロツキ達はホッと息をついた。

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