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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!


ワクワクドキドキで楽しい物語だった…

でも、もう本の中だけの出来事ではないことを知ったから…

何が起きてもアルを支えていかなくちゃ―――


小さいながらも、思い遣りの深さは大人には負けない。見つめ合い頷く三人の瞳は強く眩く輝いている。


言葉にしなくても心が一つだから―――


アルを絶対に守るんだ!!




三人は小さな手を重ね合わせそう心に誓い合った…




「ふうっ! もっともっとがんばんないと!!」

ユリアが置いていってくれたミルクをゴクゴクっと飲むとマークは再び机に向かった。マークの部屋を後にした二人はそのままアルの様子を見に行く。


アルの眠りを妨げないように、ランプの灯りを小さくして入り口に置くと、ぐっすり眠るアルの顔を覗き込み、何故かホッとした表情を浮かべた。

そんな二人の顔つきは、無邪気な寝顔のアルに対し、まるで遊び疲れた妹を思う兄姉のようでもあった。


「よく寝てるなあ…」

背後から響くボソッとした低い声に二人はビクッと肩を張った。振り返るとザドルがにんまりとした表情を向けている。


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