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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
・
驚きのあまり、目を見開くアルを暫し見つめると奴はいきなり、ぷっと吹き出した。
「ハハハ!
驚いたか? 冗談だよ!」
腹を抱えて笑いを抑えると色っぽい視線をアルに投げ掛けていた―――
濃紺の瞳に同じ色の髪…
程良く通った鼻筋にかかる長めの前髪が色気に拍車をかける…
初めて会った時の様に顔を隠していなかった東尋坊の頭領は、街娘達の視線を身体中に浴びていた…
悔しいけどやっぱり美少年だ。
「ちょ…なんでお前がここに!?…」
「くっ…“お前”!?」
頭領はまた笑いを溢す。
「この姿の時はカインって呼べよ…ふふっ」
「な、…んで笑うんだよ!!」
「ぷっ…もう分かったから寄せって」
笑いながらムキになるアルの鼻を指先でちょんちょん、とからかう様に小突くとカインは馴れ馴れしくアルの肩を抱いた。
カインの金のブレスレットがアルの肩でシャランと音を立てる。
「お前さあ…
ほんとは女なんだって?」
!?…
「無理すんなよ…」
アルの肩を引き寄せると顔を近づけ、妖しい声音でボソッと囁く…
そしてカインはアルの耳にそっと舌を這わした…
驚きのあまり、目を見開くアルを暫し見つめると奴はいきなり、ぷっと吹き出した。
「ハハハ!
驚いたか? 冗談だよ!」
腹を抱えて笑いを抑えると色っぽい視線をアルに投げ掛けていた―――
濃紺の瞳に同じ色の髪…
程良く通った鼻筋にかかる長めの前髪が色気に拍車をかける…
初めて会った時の様に顔を隠していなかった東尋坊の頭領は、街娘達の視線を身体中に浴びていた…
悔しいけどやっぱり美少年だ。
「ちょ…なんでお前がここに!?…」
「くっ…“お前”!?」
頭領はまた笑いを溢す。
「この姿の時はカインって呼べよ…ふふっ」
「な、…んで笑うんだよ!!」
「ぷっ…もう分かったから寄せって」
笑いながらムキになるアルの鼻を指先でちょんちょん、とからかう様に小突くとカインは馴れ馴れしくアルの肩を抱いた。
カインの金のブレスレットがアルの肩でシャランと音を立てる。
「お前さあ…
ほんとは女なんだって?」
!?…
「無理すんなよ…」
アルの肩を引き寄せると顔を近づけ、妖しい声音でボソッと囁く…
そしてカインはアルの耳にそっと舌を這わした…