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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 集結!
・
思わず、キャア! っと女らしい悲鳴を上げたアルを見てカインはまた、大笑いしている。
…もうっなにコイツ!?
突然降ってわいたと思ったら剣突き出した上に耳まで舐めて!!
アルはカインをキッと睨んだ。
「女がそんな顔するなよ」
また馴れ馴れしく肩に手を回し掛けたカインから身を避けて
「悪いけど、今は男なの!!」
思わず堂々と叫んでしまった女言葉にアルは、はっと口を塞いだ。
「ふっ……“男なの!!”って…くくっ」
口に手を当てたまま辺りに目を配ると、周りの人達が一瞬耳を疑うような表情を浮かべている…
「だ、大体! 何の用だよ!?」
レオは近づくなって言ったんじゃなかったの!?
焦りながら男らしく聞き返そうと努力するとカインはフンっと鼻から息を抜いた。
「何の用かと言われてもな…
兄じゃに頼まれたんだよ。
お前に虫が寄らないように見張ってろって」
「虫? 兄じゃ…ってレオがってこと?」
「ああ」
肩をすくめるカインを前にアルは黙り込んでしまった。
虫って……なに?
考え込むアルの全身を、カインはふーん…と妙な笑みを浮かべ舐める様に眺める…
「じ…じろじろ見るなよ!」
思わず、キャア! っと女らしい悲鳴を上げたアルを見てカインはまた、大笑いしている。
…もうっなにコイツ!?
突然降ってわいたと思ったら剣突き出した上に耳まで舐めて!!
アルはカインをキッと睨んだ。
「女がそんな顔するなよ」
また馴れ馴れしく肩に手を回し掛けたカインから身を避けて
「悪いけど、今は男なの!!」
思わず堂々と叫んでしまった女言葉にアルは、はっと口を塞いだ。
「ふっ……“男なの!!”って…くくっ」
口に手を当てたまま辺りに目を配ると、周りの人達が一瞬耳を疑うような表情を浮かべている…
「だ、大体! 何の用だよ!?」
レオは近づくなって言ったんじゃなかったの!?
焦りながら男らしく聞き返そうと努力するとカインはフンっと鼻から息を抜いた。
「何の用かと言われてもな…
兄じゃに頼まれたんだよ。
お前に虫が寄らないように見張ってろって」
「虫? 兄じゃ…ってレオがってこと?」
「ああ」
肩をすくめるカインを前にアルは黙り込んでしまった。
虫って……なに?
考え込むアルの全身を、カインはふーん…と妙な笑みを浮かべ舐める様に眺める…
「じ…じろじろ見るなよ!」