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第17章 集結！

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強がるアルの周りをゆっくりと歩き後ろに回るとカインはん〜…と腕を組み声を唸らせる。


…な、何？


アルはそ〜っと首を回し後ろのカインを振り返った…


「も〜少しケツにボリュームがあればな〜」

「はあ!?」

コイツまでっ…


手振りでアルのお尻に肉付けする様にラインを描く。

…くぅっ…どいつもこいつもっ


アルは我慢できずそんなカイン目掛けて拳を振り上げた―――


「おおっと！」

アルは簡単にパシッと手首を掴まれ、もう一方の腕の動きも封じられてしまう。

「はーん…こうやって見れば確かに女だよな…」


カインは掴んだアルの腕を眺めニヤリと笑った…

「…っ…」


アルの手首に整った顔を近づけるとゾクッとアルの白い腕に痺れが走った―――


カインはアルの手首をじっくりと舌先で撫で回した…

「…っ――！
やめ…て」

小声で漏らす。

尖らせた舌で弾かれる度に肩にびくりと力が入っていた…

脅え気味のアルの手首にカインは唇を押し付けるとアルに視線を投げた。
真っ昼間の公衆の面前で、アルは顔を真っ赤にして小さな抵抗を繰り返す。