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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り
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「お前はさっきから何やっとるがや?」
「ちょっとな…と、出来た!」
レオは出来上がったそれにフッと息を吹いた。削りカスが白い粉になって飛び散る。
開けた穴に革の紐を通すと、満足気な笑みを浮かべ眺める。レオはそれを大事そうに自分の首に掛けた。
「ん?
何処にいく?」
呼び掛けにクルッと振り向いたレオの顔は何となく照れが浮かんでいた…
「ちょっとな…明け方までには戻る」
レオは親方にそれだけを伝え室を出て行った…
山を下り、街中を抜け、レオは民家の屋根を身軽に渡って行く。
辿り着いた先は一軒の大きな家。スタンレー家の屋根の上だった。
コツコツ、と硝子窓が鳴る。
風呂から上がり、一息ついていたアルはカーテンを開けて出窓を覗いた。
暗闇に黒い双瞼が光る…
「…レオ!? どうしたの…」
アルは遅くに尋ねてきたレオを警戒することなく、窓を開いた。
「逢いにきた…それだけだ」
さらっと口にして優しく微笑むとレオはアルの部屋の中にスルリと逞しい身を滑り込ませた。
そしてアルの顔を覗くと軽くアルの唇にキスをする。
「んな!?…」
いきなり!?…
「お前はさっきから何やっとるがや?」
「ちょっとな…と、出来た!」
レオは出来上がったそれにフッと息を吹いた。削りカスが白い粉になって飛び散る。
開けた穴に革の紐を通すと、満足気な笑みを浮かべ眺める。レオはそれを大事そうに自分の首に掛けた。
「ん?
何処にいく?」
呼び掛けにクルッと振り向いたレオの顔は何となく照れが浮かんでいた…
「ちょっとな…明け方までには戻る」
レオは親方にそれだけを伝え室を出て行った…
山を下り、街中を抜け、レオは民家の屋根を身軽に渡って行く。
辿り着いた先は一軒の大きな家。スタンレー家の屋根の上だった。
コツコツ、と硝子窓が鳴る。
風呂から上がり、一息ついていたアルはカーテンを開けて出窓を覗いた。
暗闇に黒い双瞼が光る…
「…レオ!? どうしたの…」
アルは遅くに尋ねてきたレオを警戒することなく、窓を開いた。
「逢いにきた…それだけだ」
さらっと口にして優しく微笑むとレオはアルの部屋の中にスルリと逞しい身を滑り込ませた。
そしてアルの顔を覗くと軽くアルの唇にキスをする。
「んな!?…」
いきなり!?…